【スバル・レガシィB４】安全性まとめ！自動ブレーキや横滑り防止機能まで徹底解剖します！

今回の記事では、スバル・レガシィB4の安全性についてまとめてみました。

ご購入の前の参考にしてくださいね。

【スバル・レガシィB４】運転しやすい？運転しにくい？

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/grade/img/b4_limited/pict07.jpg

 

レガシィＢ４リミテッドのフロントサスペンションには、スタブレックス・ライドが採用されています。

ハイエンドモデルらしく、低い速度からも路面のゴツゴツ感を抑えフラットな乗り心地を味わえます。

低速時は、ハンドリング性能を重視することでステアリング応答性を高め、走る楽しさをアピールしています。

コーナーリング時は、ブレーキングで荷重移動が生じると4輪に均等に荷重をかけます。

カーブでステアリングを切っても、均等に荷重がかかることでフラットな姿勢を保ちながらスムーズにカーブを走り抜けることができるのです。

かつて、ビルシュタインに頼っていた、これらの乗り味をさらに進化させたわけです。

特に低速での乗り心地はビルシュタインが採用する、モノチューブ方式のショックアブソーバーだと、どうしてもゴツゴツ感を伴っていました。

このスタブレックス・ライドは、そのフロントショックアブソーバーに採用されています。

ショックアブソーバーのピストンの入力を利用、内部のリーフバルブの開度を可変させます。

ピストン速度が遅い低速時では、減衰力を高めてハンドリング性能を向上させます。

ピストン速度が速くなると、減衰力を下げて乗り心地を良くする働きをします。

径を32mmから35mmに拡大したショックアブソーバー内シリンダーは、スタブレックス・ライドのハンドリングの良さと乗り心地の良さを実現しています。

レガシィＢ４は大柄なボディに似合わず、コーナーリングも得意で、コントロール性も素直な乗り味です。

ステアリングインフォメーションも明快で、タイヤが全く無理をしていない事がステアリングを通してわかります。

ここまでスポーティであるにもかかわらず、さすがはハイエンドモデルだけに、乗り心地もフラットライド感がとても高いです。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety1_img01.jpg

 

そうした操縦性をさらに高めるのが４WDシステムです。

それが、車輪に無駄なく駆動力を伝えるのがスバル独自のシンメトリー４ＷＤです。

全長の短い水平対向エンジンは縦向きに搭載され、エンジンの後方にトランスミッションを装着しています。

ですから、リアデフまでドライブシャフトも車体の中心に一直線に装着されます。

この利点はフロント、リア共にドライブシャフトが左右等長となり、クセのない走行特性へとつながります。

重心位置が低く、前後左右の重量バランスに優れ、悪路では安心感を、高速道路では疲労の少ない安定した走りを、コーナーではスポーティなハンドリングを提供します。

路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」も採用。

これは、コーナー進入時の安定性、滑りやすい路面での発進性を高めるためのシステムです。

さらにコーナーリング時の立ち上がり加速性能にも関係するのが、アクティブ・トルク・ベクタリングです。

旋回時、VDCによってフロント内輪側にブレーキをかけることで相対的に外輪側の駆動力を大きくします。

そうする事で、クルマが外へ膨らむのを抑制できます。

ドライバーが思い描くライン通りに、スムーズかつ安定した姿勢で旋回できるようアシストするシステムなのです。

欧州、特にドイツ製の同クラスのセダンにも肩を並べる上質感が味わえるのです。

どんな条件下でも、誰もが安心して運転できる。

さすがはスバルですね、安心と安全を第一に考えた車作りをしています。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety1_img04.jpg

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety1_img05.jpg

【スバル・レガシィB４】安全性や自動ブレーキは？

スバルの自動ブレーキと言えば「アイサイト」を使ったブレーキ制御で衝突回避をサポートする、プリクラッシュブレーキですよね。

衝突の危険があるとシステムが判断した場合に、ドライバーに注意を喚起。

回避操作がない場合、ブレーキ制御を自動で強制的に行って、減速または停止します。

前方車両との速度差が約50km/h以下なら衝突回避、または被害を軽減するのです。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img04.jpg

 

そして、バックの時の衝突回避をサポートする後退時ブレーキアシストもあります。

後退時には、車体後部に装着されたソナーセンサーが障害物を検知します。

衝突の可能性がある場合、警告表示と警報音をナビゲーションシステムから知らせます。

それは段階的に注意を喚起、回避操作の応答がドライバーから無い場合は自動的にブレーキをかけ、衝突回避または被害を軽減します。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img05.jpg

 

また、最近事故の多い、踏み間違いにも対応しています。

それが、誤操作による急な飛び出しを防ぐAT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御です。

駐車スペースから出庫時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急発進を抑制します。

これは「発進」だけでなく「後進」への対応もしています。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img06.jpg

 

さて、このアイサイトのしくみって、どうなってるのでしょう。

レガシィB4はマイナーチェンジ後に、高い認識能力を支える「ステレオカメラ」の性能が大幅に進化。運転支援機能がさらにレベルアップしています。

人の目と同じように、左右２つのカメラで立体的に環境を把握でき、路面の白線、カーブなどの道路形状や、自分の車線と 隣の車線にいるクルマも区別が可能です

もちろん、歩行者や自転車なども識別し、対象との距離や形状、移動速度を正確に認識することができます。

このシステムを使って、安全な走行のサポートをする他に、運転の疲れを軽減する制御も行っています。

将来、このシステムは自動運転の発展にも貢献する事でしょう。

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img02.jpg

 

引用https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img03.jpg

 

さて、レガシィB4には、他にも安全面を考えて、アイサイトを使った装備があります。

ハイビームの照射範囲をコントロールする、アダプティブドライビングビームです。

アイサイトのステレオカメラで前方車両を検知します。

ヘッドランプに内蔵されたシェードによって前方車両に当たる部分の照射を遮光、その他の部分はハイビームで照射します。

前方車両のドライバーを眩惑させることなく、常に明るい夜間視界を確保するのです。

 

https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img15.jpg

 

約30km/h以上での夜間走行時、前方に車両がいない場合はハイビームで走行します。

また高速走行時では、ロービームの光軸を自動的に上向きにする事で、より遠くまで視界を確保します。

 

https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety2_img16.jpg

 

対向車のヘッドランプ及び先行車のテールランプなどを検知した場合には、その部分の照射を自動的に遮光し眩しさを軽減します。

それ以外の部分はハイビームで照射して、前方に明るい視界を確保します。

地味なようで、しっかりと先進技術が詰まったレガシィB4、安全性も高いですね。

【スバル・レガシィB４】横滑り防止機能について

横滑り防止装置とは、自動車の旋回時における姿勢を安定させる装置の一種です。

各社、独自の呼び名がありますが、一般的にはElectronic Stability Controlの略称である ESCと呼ばれています。

突然の路面状況の変化や、想定外の状況下の危険回避などのために急激なステアリング操作をして自動車の車両姿勢が乱れる事があります。

そのような場合に、横滑りなどの車両の不安定な挙動を抑制し、走行安定性を確保、車両の姿勢を安定させるシステムのことです。

レガシィＢ４の場合は元々４ＷＤシステムを採用している為に、走行はとても安定しています。

よって、急激な挙動変化にも２輪駆動に対して許容範囲はかなり大きいのです。

そのスバルの４ＷＤシステムがシンメトリカルAWDです。

 

 

引用：https://www.subaru.jp/legacy/b4/content/safety/img/safety1_img01.jpg

 

水平対向エンジンと左右対称（SYMMETRY）のパワートレーンで構成された独自のAWDシステムです。

水平対向エンジンは全長が短い為にＦＦだったスバル１０００時代から縦置きされてきました。

４ＷＤ化する際もそのまま真っ直ぐドライブシャフトを延長すれば良いわけです。

横置きエンジンのＦＦとは違い、トランスミッションも横を向いていない構造です。

さらにエンジン内部のクランクシャフトとドライブシャフトの方向が同じ向きだけにシンプルな構造です。

それ故に左右対称（SYMMETRY）な事から、シンメトリカルAWDと呼んでいるのです。

重心位置が低く、前後左右の重量バランスに優れた構造なわけです。

このシンメトリカルAWDシステムには、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」が採用されています。

コーナー進入時の安定性と、滑りやすい路面での発進性を高めたシステムです。

ドライバーの運転技量にかかわらず、あらゆる走行状況においてAWDの性能を最大限に引き出した安定性重視のAWDシステムなのです。

トルク配分は前60：後40を基本に、加速、登坂、旋回などの走行状態に合わせてリアルタイムにトルク配分をコントロールします。

前輪のスリップを検知した際は、後輪へのトルクを増やして駆動力を確保できるよう制御します。

また、旋回時、VDCによってフロント内輪側にブレーキをかけることで相対的に外輪側の駆動力を大きくします。

そうする事で、クルマが外へ膨らむのを抑制できます。

そのＶＤＣこそが、横滑り防止機能なのです。

これまでご説明した、シンメトリカル４WDシステムとの組み合わせで高い性能を誇っています。

では、ＶＤＣとは何か？　それは、ビークルダイナミクスコントロールの略です。

コントロールの限界付近では4輪個別のブレーキ制御、エンジン出力制御、AWDトルク配分制御によってドライバーをアシストします。

コーナリングや急な危険回避の時の安定性を高めます。

 

引用：https://www.subaru.jp/brand/technology/technology/images/activesafety/img07.jpg

 

本来、悪路走破の為に用いられた４ＷＤシステムですが、乗用車に採用された事で、駆動力の確保の他にも色んなメリットが引き出されたわけですね。

その先駆者がスバルなのです。